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持ち運べるジム(ポータブルフィットネスジム)として、今注目を集めている筋トレ器具である
『BODYBOSS(ボディボス) 2.0』
本記事では、1年間BODYBOSSを使ってきた経験を踏まえ、
宅(タク)
- 本当にジムの代わりになるの?
- どんな人や種目に向くの?
といった点に触れつつ、実利用レビューをまとめます。
結論
- 背中や肩のトレーニングはじめ家トレにぴったり
- 自重トレに負荷をプラスした一歩先のトレーニングが可能
- ただしビッグ3の代替にはならないケースも多そう
タップできるもくじ
BODYBOSSとは?
高強度の「チューブトレーニング」器具
持ち運べるジム(ポータブルフィットネスジム)ことBODYBOSSですがはいったいどのようなアイテムなのでしょうか。
トレーニー目線で少し丁寧にかみ砕くと、
「高負荷なチューブトレーニングを行うための器具」
というのがふさわしいでしょう。
チューブトレーニングをする際に「どこに固定しよう….」となってしまう筋トレあるある。
宅(タク)
BODYBOSSでは、チューブの片側を台座にがっちりと固定。自らが台座に乗ってトレーニングをするのでズレる心配がまったくない状態で筋トレができます。
▲100kg近くの重さに耐えられるよう、本体の留め具でがっちり固定
宅(タク)
「コンパクトに収納」できる宅トレ向き器具
BODYBOSSのメリットの1つが収納性。パッと折りたためて、かさばらないので使わない時にも邪魔になりません。
宅(タク)
BODYBOSSの基本的な使い方
BODYBOSSの使い方はいたってシンプル。台座の突起にチューブを固定したらあとは引っ張ってトレーニングするだけ。
もちろん、負荷の調節方法にも対応していて、
- チューブをかける穴の位置を変えたり、複数の穴を通す
- チューブの本数を増やす
ことで自分のレベルや種目にあった負荷に調節できます。
また、付属の組み立て式バーを使うことで、バーベル風に負荷をかけたスクワットなどを行うことができます。
▲ねじ状になった2本のバーをつないで組み立てます。ガタつきは全くないのがよかったです
BODYBOSSの特徴
続いて、BODYBOSSの構造に触れつつ、トレーニング器具としての特徴についてまとめます。
宅(タク)
怪我をしづらい
フリーウエイトトレーニングだとウエイトプレートの重さで負荷が決まるため、自身の力をこえた重さを扱うと怪我を招く可能性があります。
一方、BODYBOSSはチューブの構造上、自らの出せる力に比例して負荷が高まります。
つまり、自身の力の範囲でトレーニングができるため、怪我をしづらい筋トレ器具といえます。
宅(タク)
終動負荷トレーニングができる
BODYBOSSは終動負荷といってトレーニングの動きの最後に負荷が大きくなります。
これは、ダンベルやマシントレーニングといった多くの種目とは異なった負荷のかかり方であり、通常とはことなった新たな刺激を筋肉へかけることができます。
宅(タク)
比較的高回数トレーニングに向く
BODYBOSSは扱える重量が初期付属のチューブ2本で約30kg。
チューブを買い足しても最大で100㎏までであり、ダンベルやバーベルで追い求めるような低回数を高負荷で行うようなトレーニングには向いていません。
15~20レップといった比較的低重量かつ高回数、言い換えれば筋肉のパンプを狙うようなトレーニングをするとよいでしょう。
BODYBOSS 2.0の実利用レビュー
「肩&腕」トレーニングの実施レビュー
BODYBOSSでまず取り入れたいのが、サイドレイズやアームカール。つまり部位でいうと肩や腕のトレーニングです。
これらの部位トレーニングでは、
- 軌道を自在に調節できる
- 終動負荷をしっかり効かせられる
という点で、自宅トレーニングでのメインアイテムとして活用できます。
宅(タク)
- フォーム上チューブが伸びる姿勢になり負荷がしっかり与えられる
- (ビッグ3などに比べて)そこまで重い重量を扱えない
というところもBODYBOSSに向いている点といえます
宅(タク)
また、肩や腕トレーニングに限らずですが、台座にしっかりと滑り止めがついていて
- 台座そのものが動かない
- 台座の上で自らが動かない
のは、細かい点ながら非常に使い勝手がいいです。
「背中」トレーニングの実施レビュー
また、事前にはそこまで期待していなかったのですが良かったのが背中のトレーニング。
長座の姿勢でBODYBOSSを使うことでローイングのトレーニングができます。
自宅だと背中のトレーニングは限られます。懸垂で上から引くトレーニングにとどまる人が多いのではないでしょうか。
その点BODYBOSSでは中々できない、前から引くトレーニングを実現できているのが非常に嬉しいです。
宅(タク)
「ビッグ3」種目の実施レビュー
一方、ビッグ3種目、いわゆるベンチプレス、スクワット、デッドリフトについては負荷が不十分で微妙に感じました。
- チューブ4本を使っても最大100kg
- BODYBOSSの構造と相性が悪い
という点で、少なくとも中級者以上の男性トレーニーはかなり物足りないと感じるでしょう。
ただ、ことスクワットにおいては自重だけより格段に負荷が高くなるので多くの女性トレーニー&ダイエッターにおすすめです。
宅(タク)
BODYBOSSは構造上、チューブが伸びないポジションでは負荷がほとんどかかりません。(言い換えればビッグ3だと本来キツいはずのバーベルが地面に近いポジションで負荷があまりかかりません)
したがって、チューブの耐重量より実際の体感はかなり楽に感じます。
宅(タク)
BODYBOSSのおさらい
BODYBOSSのまとめ
- 様々なチューブトレーニング種目を高負荷で行える
- 特に肩や腕には向いていて、背中を鍛えるローイングもできる
- トレーニングレベルによっては加重スクワットでも十分使える
- ベンチプレスやデッドリフトにはあまり向かない
- 男性がビッグ3に使うと負荷不足になる可能性が高い
その他補足・注意事項など
初期付属のチューブ2本だけだと約30kgが限度
本体にはチューブが2本付属しており、1本あたり伸ばしきるのに13.5kg程度の力が必要です。
宅(タク)
チューブの引っ掛かり
BODYBOSSのチューブにひだ状の突起があり、時々ひっかかりスムーズに動かないことがあります。
宅(タク)
ドアにかけるオプションは使いづらい
BODYBOSSには、ドアアンカーというチューブをドアにかけて使うオプションが付属しています。
ただし、ほとんどの日本の家屋ではドア枠が大きな負荷を想定していないので、利用するのは自己責任。個人的にはやめておいた方が無難に感じます。
宅(タク)
体格で負荷がかわる
身長が低い人程、BODYBOSSのトレーニングでかかる負荷は低くなります。
宅(タク)