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ロイシンとHMBの違いを分かりやすく解説

よく似たはたらきをしていて違いが分かりづらいロイシンとHMB。

この記事ではこの2つのサプリメントの違いをサクッとまとめます。

ロイシンを分解するとHMBが生まれる

ロイシンとHMBは別の物質

化学で習った化学式というものを覚えていますでしょうか。スイヘーリーベ…

で覚えさせられた、アレ。原子を使って物質の構成を表す式です。

ロイシンとHMBを化学式で表すと以下の通り。当たり前ですが、2つは別の物質です。

  • ロイシンの化学式:C6H13NO2
  • HMBの化学式:C5H10O3

ロイシンとHMBは別物

なるほど。けどよく見えるとC,H,O…構成している原子は似ているような…

そう、なぜならロイシンを分解するとその一部がHMBになるからなんだ!

ロイシンが体の中で化学反応を起こすと一部がHMBになります。(このことから、HMBはロイシンの代謝物質と言われることもあります)

具体的には、ロイシンがα-ケトイソカプロン酸に代謝した後、

  • 5-10%がHMB
  • 90-95%がそれ以外の物質

と分解されます。

MEMO
  • HMBを生成する場合はα-ケトイソカプロン酸→HMB→HMB-CoA
  • HMB以外は、α-ケトイソカプロン酸 → イソバレリルCoA → 3-メチルクロトニルCoA※

といった反応をしていきます。

※ビオチン欠乏時には3-メチルクロトニルCoAはHMBに代謝されることがあります。

HMBとロイシンの効果の違い

いずれも

  • 筋合成のスイッチとなり
  • 筋分解を防ぐ

といった効果があるとされています。

これらは、mTORC1(mammalian target of rapamycin complex 1)という酵素を介して行われます

ロイシンだけの効果

上記に加えてロイシンには

  • ホルモンのコントロール
  • 血糖値の安定

といった効果が認められています。

HMBだけの効果

上記に加えてHMBには

  • 筋損傷の回復(筋肉痛が早く治る)
  • 加齢による筋肉減少の予防
  • 脂肪量の減少(やせる)

といった効果が認められています。

ロイシンだけからHMBを摂取するのは無理がある

ロイシンの5-10%しかHMBに変換されないため、1日分のHMB(3g)を充足するには30-60gのロイシン摂取な必要となります。

しかし、ロイシンの摂取量上限は体重1㎏あたり500mgとされており、60gのロイシン摂取は中毒のリスクが生じます。

具体的には、ロイシン中毒を引き起こすと、血中のアンモニア濃度が上がり、深刻な合併症につながることがあります。

したがって、HMBの効果を見込むのであれば、ロイシンだけではくHMBを個別に摂取する必要があります。