マイプロテインの種類の違いを分かりやすく解説【インパクトホエイ・アイソレート・Theホエイ他】

マイプロテイン。多くのトレーニーがそのコスパの高さに助けられているブランドです。

ですが、一点不満が。フレーバーの種類もさることながら、そもそもプロテインの種類が多すぎるんです。

宅(タク)

インパクトホエイ、インパクトホエイアイソレート、アイソプロ…とホエイプロテインだけで10種類近く…

しかもそれぞれの違いが分かりづらく、はじめて買う人は「どれを買えばいいの?」と間違いなく面食らいます。

そこで本記事では、マイプロテインの”種類”についてまとめておきます。

▼味・フレーバーについては「美味しい&マズいのはどれ?マイプロテイン全フレーバーの口コミまとめ」を参照ください
【全味口コミ評価】マイプロテインおすすめ&マズいフレーバーまとめ

インパクト ホエイ

マイプロテインにおいて一番の売れ筋。証拠に50種類以上のフレーバーがラインナップされています。

値段も一番安いので「どれを買えばいいの?」と悩んだ人はインパクトホエイを買えば間違いないです。

▼各フレーバーの口コミは「美味しい&マズいのはどれ?マイプロテイン全フレーバーの口コミまとめ」にまとめています

【全味口コミ評価】マイプロテインおすすめ&マズいフレーバーまとめ
  • 1食あたりタンパク質を21g含有
  • BCAAを4.5g配合
  • 低糖質

インパクトホエイ アイソレート

いわゆるWPI製法のプロテインで乳糖を全く含みません。インパクトホエイでお腹を下してしまった人はこちらを試してみるのが良いでしょう。

▼プロテインでお腹を下してしまう理由は「結局「WPC・WPI・CFM・WPH」どの製法が良い?ホエイプロテイン製法による違いを解説」を参照ください
結局「WPC・WPI・CFM・WPH」どの製法が良い?ホエイプロテイン製法による違いを解説

一方、プロテインでお腹を下さない人にとってはインパクトホエイと違いはほぼなし。

宅(タク)

アイソレートの方がタンパク質の割合が高いですが、飲む量を2~3割増やせばいいだけですからね。周りのトレーニーもほとんどアイソレートではない、通常のインパクトホエイを利用しています
  • 1食あたりタンパク質を23g含有。
  • タンパク質含有量90%
  • 1食あたりタンパク質を23g含有
  • 無脂肪、無糖類で炭水化物含有量1g未満

アイソプロ ホエイ

アイソレートと名前が似ていて違いが分かりづらいのがアイソプロ ホエイ。


端的に両者の違いをいうと『糖質の残存量』です。
インパクトホエイ アイソレートでは少し(といっても1g以下ですが)入っていた炭水化物を完全にカットしたのがアイソプロ。また、アイソプロにはロイシンが3g入っていると明記されています。

しかし、実質的な効果に違いはなく味のバリエーションも少ないので、アイソプロを買う必要はありません。

  • 1食あたりタンパク質を23g含有
  • ロイシンを3g含有
  • 炭水化物、糖類ゼロ
  • 脂肪分はわずか0.4g

インパクト ホエイ プロテイン エリート

ドーピングの検査レベルが高いプロテインですが、プロテインの効果そのものはかわりません。

INFORMED-SPORTプログラムで試験が行われ、世界アンチドーピング機構(WADA)のガイドラインに従い、英国政府化学者研究所(LGC)が誇る世界トップクラスのスポーツラボで禁止物質についてのテストをクリアしています。プロスポーツ選手が安全に使用できることを意味しています。

  • Informed-Sportテスト済み
  • 1食あたりタンパク質を20g
  • BCAAを4.5g含有
  • カロリーはわずか103kcal

Impact ネイティブ ホエイ

超高価。理由は放し飼いの牛(グラスフェッドといわれます)の乳から作っているから。確かに放牧で育った牛の肉は美味いけれど、プロテインの味なんて変わらないので買う価値なしです。

  • フランス産のグラスフェッド牛の乳を仕様
  • 一食あたりロイシンを3.1g以上含む

The ホエイ

黒くてかっこいいですパッケージが特徴で、明らかに他のプロテインとは違う存在感を放っています。

酵素を含んでいるのが特徴らしいですが、酵素が筋トレに効果をおよぼすエビデンスなんてないので買う価値なしです。

MEMO
ちなみに酵素は普通の食事から摂れるので普段から摂取する必要はなし。胃腸が弱った時などに摂取する程度でしょう。
  • 炭水化物は2g未満、脂質は1g未満(タンパク質の含有量が高い?)
  • 1食あたりタンパク質を25g含有
  • ロイシン3g、天然由来グルタミン5gを含有。
  • 炭水化物、脂肪はわずか1g未満
  • 独自の酵素ブレンド、MyZyme™配合

The ホエイ プラス

筋肉を成長させるのに適したタイミングでプロテインの成分が徐々に体に吸収されていく、いわゆるタイムリリースプロテインです。

時間をかけて段階的に栄養素が放出されるビーズ加工技術により、BCAA、ロイシン、グルタミンをベストなタイミングで補給することができます。

宅(タク)

値段は高いですが、プラスではない通常のTheホエイとは異なり、こちらは真っ当な理論なので個人的には気になっています

▼よく分からない横文字が並ぶのはカッコよさを演出するためのご愛嬌というところでしょうか…

  • タンパク質を1食あたり26g配合
  • PhaseTech™により的確な時間差で成分がリリース
  • 6.5gのBCAAも配合
  • 最先端技術GroPlex™を使用

加水分解 ホエイ

吸収スピードが高くトレーニング後のプロテインとしてはNO.1ともされますが、ノンフレーバー(プレーンで味がついていない)なので飲むのがきつい。

浸透圧の関係でお腹を下しやすいデメリットもあるので、使う人を選びます。

MEMO
何故かこのプロテインだけ漢字の名称になっていますが、いわゆるCFM製法のプロテインです
  • 1食あたりタンパク質を24g含有
  • 消化処理済みで吸収スピードが早い

インパクト ダイエット ホエイ

ダイエットに効果があるとして色々な添加物が配合されていますが、怪しさプンプンなので買わないほうがいいでしょう。

  • ダイエット効果に裏付けがないばかりか安全性も良く分からない成分が多いので、かえって体に悪い恐れがある
  • なぜか「1食あたりタンパク質39g」となぜか推奨摂取量が通常の倍
  • ”炭水化物は控えめ”といいつつ、糖質の量を明言していない

その他のプロテイン ラインナップは無視してOK

上記の他にも、ウエイトゲイナーブレンド、ビーガンプロテイン、ピープロテインなどなど…色々ラインナップがあります。

しかし、単に筋肉をつけたいだけならば、基本的に無視してよいです。

(敢えていうなら体重を増やしたい人は「ウエイトゲイナー」とついたシリーズを見ても良いかもしれませんが甘いのでおすすめしません)

ラインナップを一応解説しておくと、

原材料が違うもの
ピープロテイン:えんどう豆を主成分とする
ビーガンプロテイン:植物由来のみの原材料

目的が違うもの
ミールリプレイスメント:食事の置き換え
ウエイトゲイナー:体重を増やしたい人向け

といった製品が並んでいます。ヴィーガンで食べられないものがあるなど特殊な事情がある人以外には関係なしです。

MEMO
ちなみにダイエットプロテインなんてものもありますが、

  • そもそもプロテインでは太らないという研究結果がある
  • 科学的にダイエットに効果があるとされる成分はほとんどない(カフェインいくらい。カフェインだったらコーヒーから飲むので十分)

といった理由から、ダイエット中の人も特に買う必要はないです。

まとめ