本格的なホームジムを作る上で欠かせないのがパワーラックをはじめとする筋トレラック。
メジャーどころの筋トレ器具である一方、
- あいまいな名称で語られていて器具を選びづらい
- どういった実質的な機能の違いがあるのか分かりづらい
といった側面も持つ器具です。
そこで本記事では、ホームジムづくりで迷わずに済むよう
- そもそも筋トレラックにはどういった種類があるのか?
- ラック種別ごとのメリット/デメリットの比較
といった情報をパワーラックとハーフラックを中心にまとめていきます。
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そもそも筋トレにおける”ラック”とは?
バーベルでのトレーニングに必須の筋トレ器具
筋トレにおいてラックといえば、
- バーベルベンチプレス
- バーベルスクワット
といった、バーベルを使ったフリートレーニングを行うためには必須の筋トレ器具のことです。
もう少し厳密に定義づけるのであれば過去のアイアンマンに掲載されている以下を参照するのがよいでしょう。
ラックとは頑強なフレームで構成され、左右のフレームから高さの調節可能なセーフティーバーを備えるトレーニング機器の総称である(Peary Rader 1964)
宅(タク)
パワーラックとハーフラックの2種に大別される
筋トレラックといえば”ほぼ”パワーラックかハーフラック
筋トレ用のラックはおよそ2つに分けられます。
- パワーラック
- ハーフラック(スクワットラック)
多くのジムではパワーラックが採用されていますが、ホームジムでは小ぶりで扱いやすいハーフラックを買う人も多いですね。
パワーラック・ハーフラックの見分け方
はじめにこの2つの見合分けについて。支柱が4本なのがパワーラック、支柱が2本なのがハーフラックです。
▼柱が4本あるのでパワーラック
▼柱が2本しかないのでハーフフラックです
さて、これはパワーラック・ハーフラックどちらでしょうか
正解はハーフラック。
後ろについているのは単なるウエイトの置き場所なので柱とはみなしません。
パワーラックはバーベルを置く柱より前方に柱があります。
その他の筋トレラック
マルチラック
パワーラックやハーフラックにラットプルなどのマシントレーニングの機能がついたものをマルチラックと呼ぶことがあります。
ただ、メーカーによって指すものはまちまち。例えばボディーメーカーのマルチラックは、単なるハーフラックです。
一方のワイルドフィットだと、まさにマルチラックといった多機能ラックになっていますね。
本格的なマルチラックはかなりサイズがあるので、専用のトレーニングルームがない人は導入を見送った方がよいかと思います。
コンボラック
パワーラックでもベンチプレスを行えますが、パワーリフティング(ベンチプレス競技)ではベンチプレス台が個別のトレーニング器具として用意されます。
そして、パワーラックにベンチプレス台をくっつけた形状のラックをコンボラックと呼びます。
こちらも非常に高価なので一般の人が買う必要はありません。
パワーラックとは?
パワーラックは、4本の支柱でトレーニングを行う空間が完全に囲われたラックを指します。
言い換えると、ラックは直方体になっています。
前後の支柱をつなぐようにセイフティーバーがついているため、構造上バーベルが落下することはありません。
パワーラックのメリット
四角い空間でがっちり取り囲まれているため、1番安定性に優れます。
パワーラックのデメリット
一方、その大きなサイズはホームトレーニーには向かないことも。
特に1ルームの部屋にパワーラックを置くと圧迫感が物凄いです。
ハーフラック(スクワットラック)とは?
ハーフラックは、バーベルを置くための支柱が後方に2本のみあるラックのこと。
ハーフラックのセイフティーバーは後方の支柱から迫り出すようについています。
ラックの種類によってはこの長さが足りず、バーベル落下の可能性があります。
ハーフラックのメリット
奥行きがパワーラックの半分くらいになり随分スッキリとします。
宅(タク)
上手く扱えばベンチプレス・スクワット・懸垂まで行えるため、個人的にはホームトレーニーに1番おすすめです。
ハーフラックのデメリット
ハーフラックは選び方が非常に大切。
安い粗悪品を選ぶと安定性が劣り危険なので注意が必要です。