宅(タク)
Business Insiderが報じるところによると、米国にてゴールドジムが「破産申請(Chapter 11 bankruptcy protection)」をしたというのです。
ゴールドジムといえばスポーツジムの世界NO.1ブランド。
コロナウイルスのパンデミックによる休業に伴う影響がここまで早く影響を及ぼすとは思いもしませんでした。
同社のプレスリリースにて、ゴールドジムCEOのAdam Zeitsiff氏は、
- Gold’s Gymが廃業することは100%ない
- コストカットやサービスの改革を行って存続につとめる
といったことを語っています。
タップできるもくじ
ゴールドジム破産申請による影響
ゴールドジムが提出した内容は、会社全体の破産を申告するものではありません。
Bankruptcy protection(倒産の防止)という名前から分かるように、事業を存続させるための助力を仰ぐための申請をした形です。
とはいえ重大な事態であることは事実。実際、一部のジムの存続には影響が出ています。
直営店の10%がなくなるがフランチャイズ店は存続
今回の破産申告にて閉店となるジムは、全世界のゴールドジム直営店の10%にあたる70店舗だといいます。
一方で、同社はプレスリリースにて「フランチャイズ店の影響はないと考えている」と伝えています。
これは、ゴールドジム本社とは資本が分かれているため影響はないといった解釈と想定されます。
日本でのゴールドジムは本社による閉店の対象外の可能性
日本のゴールドジムは直営店・フランチャイズ店の2つに分類されます。
一見、前者には閉店の可能性がありそうですが、実は日本の直営店はTHINKフィットネスという会社がゴールドジムのフランチャイズとして経営しています。
参考 企業沿革 このことから、日本のゴールドジム店舗は閉店の対象外と考えられます。(もちろん、日本のゴールドジムサイト上で、正式な表明が出るまで確定ではありません)
日本でのジム閉店のリスクは大いにありうる
とはいえ、個人的には日本のゴールドジム店舗の存続にはかなり危機感をもっています。
フランチャイズ店は自店舗の資本がなくなったら経営破綻に陥ります。
そういった意味で、資本が小さく体力がないフランチャイズ店こそコロナによる臨時休業の影響が大きいのではと心配しています。
といった形で、日本のゴールドジム店舗の経営状況は非常に気がかりですが、今のところこれ以上の情報はありません。
今後の続報について
TwitterにてCEOのAdam Zeitsiff氏が声明を出しています。
「ゴールドジムはどこにもいかない」と語っており、続報やQ&Aについてはゴールドジムの特設ページにまとめるとしています。
宅(タク)
Gold’s Gym has been the world’s trusted fitness authority for more than 50 years, and we’re absolutely not going anywhere. Here’s an update on our business and future plans from our President & CEO Adam Zeitsiff. pic.twitter.com/xsSc5gBYoz
— #BestGymInElPaso (@GoldsGymElPaso) May 4, 2020
▼声明のフルバージョンはこちら
一方、フランチャイズである日本の店舗の扱いについてはゴールドジムアメリカのHPではフォローされない可能性も高いため、ゴールドジムの日本のHPをチェックするのがよさそうです。
参考
参考 Gold's Gym filed for Chapter 11 bankruptcy protection