宅(タク)
当然ですが、タンパク質摂取のためにプロテインをとっても結局消化・吸収されなけば意味がありません。
何とかしたいと思い、プロテイン摂取による下痢の要因を色々調べてみました。
結果、よく言われる「プロテインに入っている乳糖のせい」以外にも色々な原因が見つかったので対策と一緒にシェアしておきます。
タップできるもくじ
プロテインで下痢になる原因①:乳糖不耐性による下痢
一番メジャーな原因がこちら。
牛乳を飲むとお腹にガスがたまる、ゴロゴロする、下痢をするなどの不快症状が現れることを「乳糖不耐」といい、一説には日本人の半数が乳糖不耐ともいわれています。
Q 牛乳を飲んでお腹がゆるくなったり、ゴロゴロしたり、張ったりする症状の自覚を持つか?
A 「いつもそうなる」:7%、「いつでもではないがなる」:13%、「たまになる」:29%
出展:一般社団法人J ミルク, 牛乳乳製品に関する食生活動向調査2013
(ホエイ・ガゼイン)プロテインは原料が牛乳なので乳糖を含んでおり、これが下痢の原因になります。
乳糖不耐性による下痢の対策
対策としては、乳糖を含まないWPI製法のホエイプロテイン、あるいはソイプロテインを使うこと。
▼おすすめのWPIホエイプロテイン
▼おすすめのソイプロテイン
宅(タク)
プロテインの種類についてより詳しく知りたい方は「結局「WPC・WPI・CFM・WPH」どの製法が良い?ホエイプロテイン製法による違いを解説」をご覧ください。
結局「WPC・WPI・CFM・WPH」どの製法が良い?ホエイプロテイン製法による違いを解説プロテインで下痢になる原因②:浸透圧による下痢
あまり知られていないのですが、吸収スピードが早い高価なプロテインを飲むとお腹を下すことがあります。
具体的には、ホエイプロテインの中でも最高級に位置付けられるWPH製法のプロテインが危ないです。
WPHのプロテインはタンパク質がペプチドの状態まで分解されていて、これが吸収スピードの速さにつながるわけです。
一見、途中からの消化で良く体への負担が少なそう、つまり下痢を防ぐ働きがありそうですが実は逆。
浸透圧の関係で腸の中に水分が染み出てきて、下痢につながる可能性があります。
浸透圧による下痢の対策
浸透圧性下痢の対策はWPH製法のプロテインを避けること。結局、乳糖不耐性の対策と変わらず、WPI製法のホエイプロテイン、あるいはソイプロテインを買うのがよいでしょう。
プロテインで下痢になる原因③:お腹を冷やすことによる下痢
プロテインをいきなり大量に飲み、お腹を冷やすことが下痢につながっていることも考えられます。防ぐためには、常温の水でプロテインを溶いて飲むのがよいでしょう。
プロテインで下痢になる原因④:容器の雑菌による下痢
プロテインの容器はしっかり洗わないとすぐに雑菌の温床になります。この雑菌が原因でお腹を下してしまうことがあります。
対策としては、使った後、容器をさかさまにして良く乾かしておくこと。できれば風通しの良いところで保管するのが良いです。
加えて、使う前に容器の臭いを嗅ぎ、雑菌が発生していないことを確認すると良いでしょう。
▼そもそもシェイカーを使わずに済ませてしまうのも手ではあります
【使い捨てプロテインシェイカー】面倒なシェイカー洗いを解決する方法3選プロテインでの下痢を防ぐ方法まとめ
上記の原因を踏まえたプロテインでの下痢を防ぐ方法がこちら
- 一度に飲む量を減らしてこまめに飲む
- ホエイプロテインのWPIを飲む
- 容器はしっかり洗う