筋トレ中の音楽はプラス?マイナス?効果的な取り入れ方&おすすめ音楽まとめ

ジムでよく、筋トレ中に音楽を聴いている人を見かけませんか?

カッコよく見えるものですが、実はトレーニング中の音楽は『筋肉の成長に逆効果』という説もあるのです。

宅(タク)

この記事では、

  • 音楽が筋トレにどういった効果をもたらすのか
  • どんな音楽を聴くのがよいのか(それとも聞かない方がいいのか)

といったあたりを分かりやすく解説します!

筋トレ中の音楽はマイナス?

「研究から、男性は筋トレ中に音楽を聴かない方がいい」

「音楽を聴くとテストステロン値が下がって筋トレに逆効果」

DaiGoさんや各種ブログでこう書かれていますが、これは間違い

なぜなら、研究調査で聞かれている音楽がリラックス系で参考にならないからです。

音楽を聴くとテストステロン値が下がる?

これらのブログで触れられているのは、奈良教育大学の「音楽聴取とテストステロン」という論文。この研究では、音楽をかけるとテストステロン値が下がるという結果になりました。

ただ、この研究で聞いていたのは、

  • ドリカムのSwinging Star
  • 聖歌
  • モーツァルト
  • ジャズ

といった静かなBGM。多くの人が筋トレをしている際に流す音楽とは別物なので、まったく参考になりません。

宅(タク)

こんな落ち着いた音楽聞いていればテストステロンが下がるのも当たり前です笑

また「単に沈黙をしている時に比べてBGMを流している方がテストステロン値が下がる」ということを述べているだけ。

運動中のテストステロン値変化にまで言及するのは拡大解釈といえます。

MEMO
ちなみにこの研究でテストステロン値が下がったのは男性のみ。女性は逆にテストステロン値が上がっています。つまり、静かな音楽でもいいから、女性は筋トレ中に聞いた方がいいといえます

例えば、

  • イベントを盛り上げるためにBGMが活躍したり
  • プロアスリートが試合前に音楽を聴いたり

人のテンションやモチベーションを上げるために音楽が有効なことは多くの人が実体験として感じるところなのではないでしょうか。

DaiGo氏が言及した研究

参考 音楽聴取とテストステロン(三)情報学広場

この研究の目的は音楽聴取がテストステロン(T)分泌に及ぼす影響を調べることである。合計70人被験者(男性60名、女性10名)が二つの条件で実験を受けた: 30分の音楽聴取(被験者の好きな音楽、グレゴリオ聖歌、モーツァルト、ジャズ、ポピュラー音楽)と、30分の沈黙である。その間4回にわたって唾液を採取し、T値(フリー・テストステロン)をRIA法により測定した。その結果、音楽聴取により有意にT値が減少した。分散分析の結果、Tに主効果があり、音楽のカテゴリーとTの間に相互作用が見られた。Tは音楽能力やストレス、免疫反応などとも関係が深い物質である。(論文概略)

筋トレ中に音楽を聴くメリット・デメリット

宅(タク)

アップテンポな音楽を聴くことで筋トレ効果が高まるといえます!

音楽によって筋トレに集中できる

プロアスリートは、しばしば試合前のアップ中に自分の好きな音楽で集中力を高めることが知られていますが、プロではない我々でも音楽の恩恵を受けられるという点では同じ。

多くのジムでも音楽は流れています。ですが、自分のお気に入りの音楽を再生することでより高い集中レベルに入ることができるのです。

また、ノイズキャンセリングのイヤフォンを使えば周囲の雑音は気にならなくなります。

筋トレはいわば自分との闘い。ジムでおしゃべりする他会員なんて放っておいて、自分の世界に集中してトレーニングに臨みましょう。

毎回同じBGMをかけるのもおすすめ。そのBGMが筋トレモードに入るスイッチとなって、トレーニングに集中するのに役立ちます

宅(タク)

いわゆるルーティーンですね!

テンション&モチベーションが上がる

アップテンポなミュージックを筋トレ中にかけると、トレーニングのモチベーションがグッとあがります。

また、最近の研究では音楽を聴いた時には脳内でドーパミンが分泌されてやる気が高まることも分かりはじめています。

参考 ゾクゾクする音楽の神経科学研究レビュー 〜鳥肌感とドーパミン〜不確かな果実 参考 Anatomically distinct dopamine release during anticipation and experience of peak emotion to musicnature

もしあなたにお気に入りのフィットネスYouTuberがいれば、彼らのトレーニングルーティーン動画で流れている音楽と同じものを筋トレ中に流してみるのもいいでしょう。

宅(タク)

自分をフィットネスYouTuberに重ねて(?)、モチベーションを上げよう!

参考:リラックス効果

落ち着いた音楽にはリラックス効果やコルチゾールの抑制効果があります。

ただ、落ち着いた音楽は使いどころが重要。テストステロン値の低下などのマイナスに働く可能性があるので、筋トレ中にはあまりオススメしません。

クールダウンやストレッチ中に聞くことで、良い形で筋トレを終えられるでしょう。

宅(タク)

1/fゆらぎを含むBGMなどがおすすめ!

筋トレ中におすすめの音楽

筋トレ中はアップテンポな音楽を聴くのがおすすめです。

何故なら、バラードや落ち着いた音楽を流すと、テストステロン値が下がってしまう可能性があるから。

宅(タク)

冒頭で紹介した奈良教育大学での研究も同じ結果でしたね!

例えば、ロックやEDM等。筋トレ中は、こういったテンションが上がるBGMをかけるのがよいでしょう。