ニシ・スポーツより新たなラックシリーズが登場しました。
『パワーラック(ハーフラック) N21』
- ジャンプ力UPが狙える
- 全身のコーディネーション強化がはかれる
というバンジーケーブルを接続可能で、特にアスリート向きなラックとして注目を集めています。
この記事では、「実際に使ってみた体感を交えつつ」N21シリーズとバンジーケーブルについての特集をお届けします。
タップできるもくじ
N21シリーズとは?
ニシ・スポーツとは?
ニシ・スポーツは、昭和26年創業のスポーツメーカーで、陸上競技関連では随一のシェアを持っている企業です。
宅(タク)
▲こちらのタイマーもニシ・スポーツ製です(男子100m桐生祥秀選手)
スポーツ器具関連では「筋力トレーニングで鍛えた身体を効率よく動かすことでパフォーマンスは向上します」そんなメッセージのもと、主にアスリート向けの器具やギアを開発しているのが特徴的です。
新作ラック N21シリーズが登場
多くのアスリートにとって、フリーウエイトトレーニングは基本メニューとして取り入れられています。
そのために使うのがパワーラック(やハーフラック)。そして、N21シリーズは、ニシ・スポーツが2021年に新たに販売開始したパワーラックおよびハーフラックです。
宅(タク)
ハーフラックN21のレビュー評価
宅(タク)
バンジーケーブルの果たすトレーニング効果
バンジーケーブルは「スピードとパワーを強化するトレーニング器具」と位置付けられています。
宅(タク)
これは言い変えると、筋肉をスポーツで使える状態に転用するためのトレーニングであるということです。
筋肉を大きくするためのバーベルスクワットなどのトレーニングでは“力”を高めることができますが、それだけでは十分ではありません。
スポーツで求められるような高い“スピード”を鍛えるトレーニングによって初めて、身につけた筋肉がスポーツのパフォーマンスに活きることになるのです
バンジーケーブルを実際に試した感想
負荷つきの全身運動として効果的
パワーラックのオプション(別売り)として用意されているバンジーケーブル。使う際には、ベルトやストラップを用いてケーブルを腰辺りに装着します。
その使い方にはいくつかバリエーションがありますが、ケーブルを腰につないだ状態でジャンプをするというのが基本的な使い方。
体感としては、バーベルを担いだスクワットジャンプなどに近いといえますが、腕や体感を振って反動を使い跳躍できるので、より全身の連動強化につながるだろうと感じました。
宅(タク)
また、ケーブルの負荷が最大で12kg程度と小さくはありますが、スピードをもって離地の瞬間を意識できるという点では、これはメリットとも捉えられます。
考察:バンジーケーブルによる感覚のズレ
やや斜め後ろから引っ張られるので、力をかける方向(跳ぶ方向)が何もついていないときと若干異なります。
「バンジーケーブルを使うことで通常と使う筋肉が若干異なってしまうのでは?」
「微妙な感覚のズレにつながらないか心配」
という部分が気になるところです。
宅(タク)
結論、求められる力に逆行する向きで力を加えてトレーニングを行う。特に前に進む力強化のために後ろに引っ張るというのは主流の考え方なので、そこまで心配する必要はなさそうです。
後ろ向きに負荷を与えるトレーニング例としては、
- タイヤ引きなどの牽引走
- Vertimax(チューブでの負荷付きのスタートトレーニング)
などが有名ですね
むしろ、牽引負荷を活用して前に進む力の強化することを目的に、バンジーケーブルを使って立幅跳トレーニングをするのがおすすめです。
宅(タク)
ハーフラックとしての性能
最後に、ラックとしてのそもそもの性能についても見ていきます。
N21シリーズは、主に業務用ユースを想定して作られたラックです。
税込価格は
- ハーフラック:425,700円
- パワーラック:535,700円
です
宅(タク)
特に、
- 表面がエンボス調に加工されていて塗装が剥げづらそう
- 業務用である一方、フレーム自体はシャープな見た目であること
になっているのがよいのが特徴的ですね。
業務用ラックの場合、ビッグ3種目を行う分には基本的に性能的に不足はありません。
N21の塗装や見た目などが気に入る方はぜひ一考してみるとよいのではないでしょうか。
まとめ
- ニシ・スポーツより新型ラックのN21シリーズが登場
- 別売りのバンジーケーブルを組み合わせて、パワー&スピードの強化が可能
- 全身のコーディネーション強化にもつながる
宅(タク)