【3年使って分かった】ハーフラックのメリット/デメリット。おすすめラック2選も紹介

ホームジムづくりにあたって迷うのが

  • ハーフラック(スクワットラック)
  • パワーラック

のどちらを購入するかということ。

この記事ではハーフラックを購入して3年使った私の視点から、パワーラックと比較した際のハーフラックの利点・欠点をまとめます。

MEMO
そもそもハーフラックとパワーラックの違いが分からない人は「パワーラック・ハーフラックの違いとは?筋トレ用ラックの種類と違いまとめ」からご覧ください。
パワーラック・ハーフラックの違いとは?筋トレ用ラックの種類と違いまとめ

なお、個人的にはハーフラックに足りないと感じる点は全くなし。1RMのMAXを求めるパワーリフターでもない限り、ハーフラックで十分な人が大半だと考えています。

▼私が3年使っていた「ハーフラック

パワーテックのハーフラックを3年利用した詳細レビュー

ハーフラックのメリット

コンパクトさ

ホームジムの導入にあたり一番困るのが「置き場所」でしょう。その点、「ハーフラック」はパワーラックよりもコンパクトで自宅にも置きやすいです。

また、パワーラックは直方体がドーンとあるのに対して、ハーフラックは支柱が2本だけで迫り出した印象が少ないです。なので、実寸よりも部屋に置いた時の圧迫感がずいぶん軽減されます。

MEMO
ちなみに横幅はパワーラック・ハーフラックどちらを選んでもほぼ変わりません。なぜなら、ラックよりも長いバーベルの長さが横幅を決めるからです

バーベル受け(セイフティーバー)の高さ調節がラク

セーフティーバーとはバーベルが落下した際の受け皿になってくれる部分のこと。バーベルが落下して、怪我や部屋を傷つけたりといった事故から、我々を守ってくれます。

種目を切り替えるときにはセイフティーバーの高さを調節する必要がありますが、この調節がハーフラックの方がラク。特に「POWERTECのハーフラック」はセイフティーをワンタッチで取り外し可能なので大変便利です。

ハーフラックのデメリット

宅(タク)

いずれも強いていうなら…というデメリットで大幅な欠点ではありません。

セーフティーバーが短い

パワーラックの場合、どんなに前後にずれてもセイフティーバーがカバーしてくれる構造になっています。

一方の「ハーフラック」はセイフティーバーの長さが限られます。セイフティーバーから離れた位置にウエイトを落とさないよう注意するあまり、追い込みづらいのでは…というのがハーフラックの一番のデメリットとしてよく語られます。

しかしこの悩み、脇に「IROTECワイドセイフティー」を備えることで解決します。

宅(タク)

このワイドセイフティーは、受け皿が50cmもあるのでかなり安心感があります!

また、個人的には8-10RMのセットを組む分には、つぶれる際にも元のセイフティーのみで制御できると感じます。

宅(タク)

1RMのMAX更新を狙ったりしなければ問題はないのではないでしょうか??

安定性が多少劣る

パワーラックに比べてコンパクトな分、「ハーフラック」は安定性に多少劣ります。

とはいえ、ビッグ3(スクワット・ベンチプレス・デッドリフト)や懸垂などをする分には全く支障はありません。

唯一、パワーラックの方が良いのが、ラックにぶら下がってはげしいトレーニングをする場合。

とはいえ、懸垂に加えてハンギングニーレイズを少し勢いをつけてやっていましたが、不安を感じたことはありませんでした。

▼例えば仮にこんな激しいトレーニングをしても不安はありません(ちなみに下のマシンは懸垂用の器具。ハーフラックはより重いため下の例ほど揺れません)

  • 懸垂バーを使った激しい動的なトレーニング(この表現で伝わらなければまず問題ないかと思います)
  • TRXなどラックにさかさまにぶら下がり行うトレーニング

こういったトレーニングをする予定がなければまず問題はないでしょう。

ハーフラックとパワーラックどちらを買うべきか

自宅で1RMのMAXにチャレンジするならパワーラック

トレーニングの目的がBIG3の更新。自宅でもMAX更新に挑戦したいという方は、パワーラックを購入した方がいいと思います。

体を大きくしたい目的の方はハーフラックで十分

しっかり追い込んで体を大きくしたいという目的であれば、「ハーフラック」でも全く問題ないです。個人的には、ホームトレーニングでしっかり追い込み、重量のMAX更新はジムで挑戦という使い方をしています。

おすすめハーフラック2選

使い勝手が良かったハーフラックを3つご紹介します。すべて実際に手元で使っていたので自信をもっておすすめできます。

POWERTEC ハーフラック

予算に余裕があるなら一番におすすめしたいのがパワーテック社のハーフラック。

拡張性の高さ・デザイン性・省スペースと3拍子揃った定番品です。

WASAI ハーフラック MK780

パワーテック社のハーフラックにかなり似た国産のハーフラックを販売しているのがWASAI。

価格はパワーテックの半分以下にも関わらず、ほぼパワーテック社のハーフラックと同じように使えました。

宅(タク)

安いラックにありがちな本体が軽くて安定しないという難点がないのが素晴らしい!

我慢する点といっても

  • 奥行きが1mとパワーテックより10cmほど必要
  • セーフティー受けのテープが安物

程度で、機能面では申し分ないコスパ最強のハーフラックだと思います。

まとめ

  • ハーフラックはコンパクトながらビッグ3をやるには十分な器具
  • セーフティバーの短さはIROTECワイドセイフティー」を使うことで解決
  • 唯一、1RMの更新を自宅で狙う場合はハーフラックよりパワーラックが推奨

ハーフラックかパワーラック以上に気にしないといけないのが、設置した場合の部屋のイメージ。

宅(タク)

購入して組み立てようと思ったところでサイズが合わないことに気づく・・なんて悲劇を起こさないためにも「ホームジムには何畳が理想?パワーラックを置いた際の間取り図でチェック」を確認してみてくださいね!
【畳数別】ホームジムのレイアウト図解【間取り】