【効果・使う種目】リストストラップとリストラップの違いを分かりやすく解説

ウエイトトレーニングの補助アイテムである

  • リスト「ラップ」
  • リスト「ストラップ」

宅(タク)

名前が似ていて、どちらも手首を固定するアイテム。どっちがどっちか分からなくなる…

そこで今回はこれら2つの似たアイテムについて

  • 効果と使い方
  • どちらがどちらか名前を覚える方法

について解説したいと思います。

はじめに断っておくと、トレーニングをしていて、手首に違和感や握力不足を感じなければいずれのアイテムも必要ありません。

リストラップとは?

手首を包む(ラップする)からリストラップ

宅(タク)

まずは覚え方から!

リストラップはくるくると手首を包んで(Wrap:ラップ)して使います。ただ、ややこしいので「ラップのように」巻きつけて使うからリスト「ラップ」と覚えるのが良いかと思います。

リストラップの目的は「手首を怪我から守ること」

手首を覆うように巻いて使うことから分かるように、目的は手首の故障を防ぐことです。

MEMO
そういった意味もあり、パワーリフティングの大会でもリストラップの利用は認められています

リストラップが役立つ種目はベンチプレス

プッシュ系の種目で利用されるとされていますが、正確には手首で重りを支える種目において効果を発揮します。

とはいえ実質的に使うのはベンチプレスくらいです。

主に使うのはベンチプレスのとき。重い重量を扱うと手首がグニャっと曲がって痛めてしまうことがあるのですが、リストラップで手首を固定することでこの怪我を防止できます。

宅(タク)

周りの人の話を聞いていると、およそ70~80kg以上になるとリスクが大きくなるようです。私自身、ベンチプレスで70kgのセットを組むようになったあたりから、手首の痛みに悩まされるようになりました

リストラップ利用で使える重量がアップする?

また、副次効果として扱える重量がアップすることもあります。

手首を安定させるのに使っていた集中力を挙上のみに集中できること、怪我の心配がなくなる安心感といった心理面による効果かと思います。

宅(タク)

利用重量がアップすれば当然、トレーニング効果も高まります。重量が伸び悩んでいる人はリストラップを使ってみてはいかがでしょうか?

リストストラップとは?

手首から垂れ下がる紐(ストラップ)だからリストストラップ

宅(タク)

まずは覚え方から!

手首からダラッと垂れ下がっているのでリスト「ストラップ」

リストストラップの目的は「握力の補助」

さて、垂れたストラップを巻き付ける先はバーベル。

何故そんなことをするかというと、ストラップを間に噛ませてバーベルを持つことで握力を補助することができるからです。

リストストラップを使う種目

リストストラップが必要な種目は握力が必要になる種目。メジャーなところでいうと、デッドリフトです。

本当は背筋を追い込みたいのに、先に握力がバーベルの重さに耐えられなくなってしまうことはありませんか??

リストストラップを巻くことで握力がサポートされるため、しっかり背筋を追い込めるようになるのです。

その他にもリストストラップが役立つ種目として

  • ダンベルスクワット
  • サイドレイズ
  • ベントオーバーロー
  • シュラッグ

などがあります。色々ありますが、要は

宅(タク)

追い込みたい部位が別なのに握力がキツくて追い込めない…

そんなシーンに出くわしたらリストストラップを取り出せばよいのです。

MEMO
リストストラップと効果が似た「パワーグリップ」というアイテムもあります。リストストラップは使い方にちょっとコツが要るので、初心者はパワーグリップの方がおすすめです
注意
ジャークやハイクリーンなど手首を動かす動きが必要な種目ではリストストラップは使えません。なぜならリストストラップを巻くと手首が固定されるためです。

リストストラップのデメリット

リストストラップは握力をサポートするので、使っていると握力の強化にはつながりづらくなります。それによるデメリットがいくつかあるのでご紹介します。

前腕が太くならない
握力をつかさどるのは前腕なので「たくましい前腕が欲しい」人はリストストラップの利用は控えた方が良いでしょう

パワーリフティング大会で使えない
パワーリフティングの大会に出場予定の人はリストストラップの利用を計画的に行うべきです。

大会でリストストラップの利用が認められていません。つまり、握力は別で鍛えるなどの戦略をもっておかないと、握力がネックになってデッドリフトの記録が頭打ちになってしまいます。