ハディチョーパンとは?プロフィール/経歴/エピソードまで大特集

  • 中東には凄いボディビルダーがたくさんいてその代表格
  • オリンピアではファン投票で1位獲得

そんなボディビルダーが、

『ハディ・チョーパン』

2019年にはオリンピア3位にも入賞する実力者チョーパンについて、

  • 経歴
  • エピソード

をまとめました。
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ハディ・チョーパンとは?

ハディチョーパンは、IFBBプロのボディビルダー。
権威あるボディビルの世界大会「ミスターオリンピア オープンボディビル」でのトップ3入賞をしている実力派です。

プロフィール(身長/体重/年齢など)

  • 名前:Hadi Choopan(ハディ・チョーパン)
  • ニックネーム: persian wolf(ペルシャの狼)
  • 出身:イラン
  • 身長:169㎝
  • 体重:91~100kg

ボディビル獲得タイトル

  • 2012年 WBPF World Championships 2位
  • 2012年 WBPF Asia Championships 優勝
  • 2013年 WBPF World Championships 優勝
  • 2014年 WBPF World Championships 優勝
  • 2015年 WBPF World Championships 優勝
  • 2017年 Mr. Olympia Amateur: Gold medal, 2017
  • 2017年 IFBB Sheru Classic 2位
  • 2017年 Asia Grand Prix 2位
  • 2017年 San Marino Pro 2位
  • 2018年 Dubai Expo 2位
  • 2018年 IFBB Portugal Pro 優勝
  • 2018年 Asia Grand Prix 優勝
  • 2019年 IFBB Vancouver Pro 優勝
  • 2019年 Mr. Olympia 2019 3位
  • 2020年 Mr. Olympia 2020 4位
  • 2021年 Mr. Olympia 2020 3位
  • 2021年 Mr. Olympia People’s Choice Award

ハディ・チョーパンの経歴

少年時代

ハディ・チョーパンが生まれたのはイランの貧しい地区。

家計には余裕がなく、幼少の頃から建設現場や町の商店で働いていました。

宅(タク)

貧しいながらも明るく快活だったチョーパン少年。ボディビルのポージングを真似て、おどけていたそうです


▲13歳頃のハディ・チョーパン(左)

トレーニングとの出会い

ハディ・チョーパンが、本格的にトレーニングを始めたのは15歳の時でした。

はじめてのトレーニングでは5kgのウェイトしか扱っていなかったチョーパンですが、3年後には国際大会で3位入賞を果たすほどの急成長を遂げます。

宅(タク)

短い期間で頭角をあらわす辺りにチョーパンの才能を感じますね!
MEMO
ちなみに5kgしか使わなかったのは、当時のコーチが軽いウエイトしか扱わせてくれなかったそうです

ボディビル初期

ハディ・チョーパンがWBPFで本格的にボディビルキャリアをスタートさせるのは2013年頃。

それまでの20代前半にあたる、2008~2013年頃の情報はあまり明かされていませんが、コーチをつけずに1人でトレーニングを続けていたこともあるようです。

宅(タク)

Shirazに住んでいた頃はジムの経営もしていました!

プロとして活動をはじめたWBPFでは2013年から世界大会を3連覇。より大きな団体での活躍を目指し、IFBBでのキャリアをスタートさせます。

フレックス・ルイスとの闘い

IFBBではアマチュアオリンピア(プロ以外の選手向けのオリンピア)で優勝をおさめるなど参加当初から活躍をみせているハディ・チョーパン。

中でも、一番のキャリアの転機になったのは初のプロコンテストでのフレックス・ルイスとの闘いでしょう。

抜群の仕上がりを見せ、当時の絶対王者だったフレックス・ルイスをあと一歩まで追い詰め2位入賞を果たしたハディチョーパン。

この審判にはネットで色々な意見が飛び交い「勝利していたのはハディ・チョーパンではないか?」といった意見も数多くありした。

宅(タク)

いずれにせよ、この大会でハディ・チョーパンの名が世に広く広がることになったのです!

ミスターオリンピアへの挑戦

現在ハディチョーパンが主戦場としているのはミスターオリンピアのオープンボディビル。

MEMO
オープンクラスは鯛重視制限なしの無差別階級です

2019年には3位に入賞し、世界一のボディビルダーまであと一歩のところまで迫っています。

宅(タク)

優勝を阻むブランドン・カリービッグラミーといったライバルに打ち勝つ活躍に期待です!

ハディ・チョーパンのエピソード&噂

ハイディキャップとの闘い

あまり知られていないですが、ハディ・チョーパンは聴覚に障害を持っていてその程度はコンテスト時のポージングのアナウンスが聞こえない程だといいいます。

ファンの間でハディチョーパンのポージングが他の選手よりもやや遅れがちだと話にあがりますが、これは耳だけでなく周囲の選手の様子を見てから動き始めるからという事情があるからです。

ハディ・チョーパンは浮気性?

ハディ・チョーパンは1人のコーチにずっとつくのではなく、キャリアの節目節目でコーチを鞍替えしています。

  • キャリア初期(2002~2008年):Jamshid Owji
  • WBPF時代(2013~2017年):Ne’mati
  • オリンピア挑戦時代(2017年~):ハニー・ランボット

そして結果的に、着実にキャリアをステップアップさせてきました。

宅(タク)

決して移り気が激しいという訳ではなく、成長を求めて環境を変えてきたのですね!

絞れた体の秘訣

コンテストでは常によいコンディションを魅せるハディ・チョーパン。

実は試合以外もリーンで絞られた身体を保っていて、その秘訣は彼が食べている食事にあるといいます。

ブラウンライス・アボカド・鶏むね肉といった吸収スピードが緩やかな食品を中心に据えることで、脂肪がつくのを抑えているそうです。

ビザとの闘い

中東とアメリカは政治的な緊張状態にあって、ビザが降りずに渡航が難しい場合があります。

不運なことにハディ・チョーパンは、2018年のミスターオリンピアでは出場資格を満たすものの渡米許可が下りずに出場できませんでした。

宅(タク)

「出場していたら優勝していたのに!」と悔しさをネット上でにじませていましたね